ブログ BLOG

BLOG ブログ

レセプトを活用して現状把握をする

◆レセプトデータの抽出

開業後、集患対策を行うには、まず自院の収入や患者数、診療単価などの状況を正確に把握することが不可欠です。そうした点を分析することにより、問題点を把握し、対処法を検討することができます。

◆収入分析

収入とこれを構築する要素、(実患者数、述べ患者数、回転数、診療単価など)のそれぞれについて、先月、先々月との比較を行います。

また、開業年数が3年を超えるようになれば、前年度比較をおこなってもよいでしょう。

これにより、各月の患者数、特定月の増減などを把握することができます。

◆保険種類別診療分析

社会保険、国民健康保険、その他別に、診療収入、患者数について、上記と同様に比較を行います。

保険種別ごとの構成比も確認します。これにより、年齢別の受診行動や疾病構造が把握でき、ターゲット層への効果的な集患対策に繋げることができます。

◆診療行為別診療分析

診療収入に占める各診療行為の比率を一般、老人別に調べます。また診療行為別の患者一人一日当たりの単価を抽出し、同様に先月との平均値や全国平均値と比較検討します。これにより、診療収入のうち、投薬や検査など『モノ』に関連する診療行為の収入比率が高ければ、診療報酬改定の影響を受けやすくなります。さらに診療行為の収入構成比に変動があった場合には、その原因を追究することができます。

◆診療報酬分析の活用

診療報酬分析を活用し、クリニックの現状を正確に把握することで、自院の問題点も浮かびあがってきます。出てきた課題んは優先順位をつけ、改善のための対策を考え、実行に移していきます。診療報酬分析を導入すれば、現状分析の制度が高まり、問題点を考察することが可能となります。