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患者データ・市場調査の入手法

市場調査のポイントは現状把握と原因分析であるが、既に起きている現象が将来を決定づけることもあり、傾向値と異なる現象とその原因分析を含めることが重要である。市場調査は経営の重要な資源であるという認識が不可欠である。

医院の場合、市場の原因把握以外の患者及び家族の満足度について、様々な手法で調査をする必要がある。調査効力は時間経過とともに、大きな経営格差になって現れると考えられる。

米国の医院の多くはコンサルによる調査、特に患者の満足度についての意識調査を定期的に依頼している。近時、日本でも患者意識調査を外部に定期的に委託し、実施する医院も増えてきた。

マーケティングで必要な情報は、一般産業では消費者の行動が不特定のため、事前でアンケート調査するか、あるいは推計できるデータを関係機構から集めて、それを加工・駆使して近似値を求める方法をとるなど炉力とコストをかけている。

幸い最近の医院は、電子カルテから様々な情報が入手することができる。そのため、データを集計すれば自医院での地域柄や行動心理は把握できるといえる。

県の保険局では、2次医療診療圏単位で疾患別、年齢別のデータをホームページで開示していることもあり、ネットから入手することも可能である。

このように、いろんな手段を用いてデータを加工すれば、自院独自のデータが出来上がり、それを活用し新たな患者を呼び込むことができるであろう。