2024.10.01 works
②広報誌を発行するには「経営の改善」が欠かせない
広報誌は、エリア・マーケティングの分析においてシェアの低い地域への戦略的配布や弱い診療科目の広報を重点地域におこなうなど、発行部数や記事内容を把握し、効果的に行うことが重要である。
なぜなら、広報誌によるマインドシェアの向上は長期間の継続で効果が得られることから、年間の発行部数や作成コスト(作成時間の人的資源の使用)は相当な経費となる。しかも眼に見える効果が確認しにくいことから、コスト削減項目に上がりやすい。したがって、ホームページに掲載する医院が増えているが、広報誌を廃止することはできない。格別の関心がないのに医院のホームページを見る人が少ないことや広報誌自体がもつ媒体としての力もあるからである。計画化を行うと共に、広報誌の意義と現状をトップ層が確認し、理解をもとことが是非必要である。
広報できるようにするためには「医院経営改善を避けることはできない」ことがうかがわれる。
広報としての基本の内容があるかどうかの再確認が必要とされるだろう。