2024.10.01 works
これまで記載してきた内容を総括して感じることは、マーケティングはそのままマネジメントであり、マネジメントは即マーケティングであるということである。それほどまでにマーケティングは、マネジメントとは緊密で重要度が高くなっている。特に医院のように社会的使命を背負い非営利法人でありながら、営利の道も外すことができない宿命を持った産業では、PRの力を活用せざるを得ず。それは経営の質改善による効果がにじみ出て、評価されることが期待される。
マーケッターが描く成功への道は、マーケティング成功への道はあくまで、経営改善成功への道の延長線上にあり、組織体のその時点の実力・経営改善度を測定しながら、最大限の可能性をマーケティング戦略に結びつく企画をし、それがはずみとなって次の経営改善に繋がることを願うというプロセスの繰り返しである。マーケッターとしての権限、立場からの経営改善提案には限界がある。
また、マネジメントから《コア・コンピタンス確立》という最高峰を目指すことも大きな壁がある。
経営者・経営層といえども、所詮人間であり、能力・人格に差もあり、組織体にとってベストな経営環境が与えられる保証はない。
経営改善なくしては、マーケティングの成功もないが、経営改善の道も険しく、それがマーケティング成功の道も狭くするのである。
しかしながら、マーケティング成功への道で歩んではならない道、失敗への道は明らかになりつつある。
コトラーは、それらを10の大罪と称して、これらをあらゆる企業が犯していると述べている。
次回、それらを参考にてまとめてみたい。